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磐田 最下位脱出!チーム“最遅”8戦目でようやく初勝利

[ 2013年4月28日 06:00 ]

<磐田―湘南>前半、先制ゴールを決め喜ぶ磐田・山田(左)

J1第8節 磐田4-0湘南

(4月27日 ヤマハ)
 磐田は湘南に4―0で大勝し今季初勝利。開幕からの白星なしのクラブワースト記録を7で止めた。

 磐田が派手なゴールラッシュで最下位を脱出した。幕開けは開始30秒だった。日本代表DF駒野の右クロスに山田が反応し、先制点を挙げると、大量4得点。森下監督は「チームとして戦う姿勢を見せてくれた」と選手を称えた。

 負ければ進退問題も浮上しかねない中で、指揮官は2月の鹿児島キャンプから取り組んだ「3―5―2」システムに見切りを付け、この試合は1トップ、2ボランチの「3―6―1」にチェンジした。湘南とほぼ同システムを採用し、「あえてマッチアップさせて、勝負しよう」と同じ土俵で戦うことを選択した。

 20日の広島戦に敗れた後は、ミーティングで「個々のストロングポイント(長所)をピッチで出せ」と説いた。森下監督に「より中央でプレーすることで強さを出せる」とアドバイスされ、本職のボランチでピッチに送り出された山本康はこの日2アシストと活躍。「相手の隙を突くことができたし、力を出すことができた」と期待に応えてみせた。

 02年に史上初のリーグ戦前後期優勝を成し遂げた名門チームも、昨年は12位。優勝からは10年以上も遠ざかっている。「まだまだ借りはあるし、ここから一つ一つ返していきたい」と指揮官は反攻を宣言した。

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