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スアレス 謝罪も厳罰必至のワケは“前科”

[ 2013年4月23日 07:15 ]

<リバプール・チェルシー>同点ゴールを決め喜ぶスアレス

プレミアリーグ第34節 リバプール2―2チェルシー

(4月21日)
 世界最高峰のプレミアリーグで新たな“悪童”が誕生した。得点ランク1位のリバプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(26)が21日、チェルシー戦で相手選手の腕に噛(か)みついた。審判が見逃したため試合中に処分を受けなかったが、ビデオなどの証拠が残っているためリーグから処分を受けることは必至。出場停止となれば初の得点王獲得は厳しくなりそうだ。

 試合後はコメントせず会場を後にしたが、すぐに自身のツイッターで「きょうの午後に起こったことを悲しく思う。イバノビッチとサッカー界全体に対し、弁解の余地のない私の行動を謝りたい」と謝罪。だが、リーグから出場停止などの厳罰を受けることは必至だ。

 その理由はビデオに証拠が残っていることに加え、普段からの素行の悪さと“前科”だ。アヤックス時代の10年にも試合中に相手選手の左肩に噛みつき、7試合の出場停止を受けた。スアレスが世界的に有名になったのは10年W杯南アフリカ大会の準々決勝ガーナ戦。相手の決定的なシュートを故意にハンドで防ぎ批判を浴びた。昨季はマンチェスターUのDFエブラに対する差別発言で8試合の出場停止処分を受けるなどトラブルを起こしてきたが、今回の一件で“悪童”のイメージは決定的なものになった。

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2013年4月23日のニュース