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厳罰必至 スアレス 相手選手の腕に噛みつく

[ 2013年4月23日 06:00 ]

<リバプール・チェルシー>同点ゴールを決め喜ぶスアレス

プレミアリーグ第34節 リバプール2―2チェルシー

(4月21日)
 世界最高峰のプレミアリーグで新たな“悪童”が誕生した。得点ランク1位のリバプールのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(26)が21日、チェルシー戦で相手選手の腕に噛(か)みついた。審判が見逃したため試合中に処分を受けなかったが、ビデオなどの証拠が残っているためリーグから処分を受けることは必至。出場停止となれば初の得点王獲得は厳しくなりそうだ。

 リバプールのエースFWスアレスが牙をむいた。ゴールを決めた比喩表現ではない。文字通り相手に噛みついた。事件が起きたのは1―2の後半21分。ペナルティーエリア内でチェルシーDFイバノビッチに突破を止められると、もつれた相手の右腕を抱え肘近くの前腕をガブリ。相手は苦痛に顔をゆがめて倒れた。

 イバノビッチは主審に腕を見せてアピールしたが、審判団が見逃したためスアレスは警告すら受けず涼しい顔。それどころか、後半ロスタイムに同点弾を頭で決めて“ヒーロー”になってみせた。

 ◆ルイス・スアレス 1987年1月24日、ウルグアイ出身の26歳。05年に母国のナシオナルでプロデビュー。09~10年にアヤックス(オランダ)で得点王とMVPを獲得。11年にリバプール入り。ウルグアイ代表で10年W杯4強、11年南米選手権優勝。1メートル81、81キロ。利き足は右。

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2013年4月23日のニュース