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神戸喜び半分首位キープ 橋本欠場でバランス欠く

[ 2013年4月18日 06:00 ]

<神戸・北九州>後半、シュートを放つ小川(左)

J2第9節 神戸2―1北九州

(4月17日 ノエスタ)
 勝ち点3は手にした。首位も守った。しかし、それだけだった。19位の相手に首位の神戸は最後まで見せ場を作れず。得点は右CKから小川が決めた先制点と、相手のパスミスからマジーニョが決めた追加点のみ。「いい試合をしたかったけど、できなかった」と決勝点のブラジル人FWは疲労感を漂わせた。

 チームの主軸を失った影響は大きかった。前節のアウェー富山戦(14日)で右内転筋を痛めたMF橋本が今季初めて欠場。すでに右太腿裏を痛めて長期離脱中のMFエステバンとともに、ボランチのレギュラー2人を欠く展開を強いられた。

 昨年のJ2降格の一因ともなった守備的MFの不在は、この日も好調だったチームから攻守のバランスを奪った。守備で後手を踏むとともに、攻撃の基点も失って流れの中で決定機を生み出せない。消極的なパス回しには、普段は我慢強い神戸サポーターからもブーイングが飛んだ。

 「ラストのところの質が課題」と振り返る安達監督にも笑顔はない。振り返ればすぐ後ろにG大阪が迫る。首位という地位に安閑としているヒマはない。

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2013年4月18日のニュース