Ｃ大阪“困枠”ＧＫ武田負傷…ブラジル人、トリオで使えず

　Ｃ大阪に非常事態発生だ。１０日のナビスコ杯予選リーグ・ＦＣ東京戦（長居）を控え、チームは８日に大阪市此花区でトレーニング。順調に調整を続ける中、６対６のミニゲームの際にＧＫ武田洋平（２５）が右膝を負傷し途中離脱。今季ここまで全試合でベンチ入りしている第２ＧＫがＦＣ東京戦を欠場する可能性が出てきた。

　今季はＧＫ３人体制を敷いており、残るは金鎮鉉（キムジンヒョン）と呉聖潤（クソンユン）の韓国人だけ。２人をそろってメンバー入りさせるためには、外国人枠（アジア枠を含め４人まで）の関係でスタメン濃厚のＭＦシンプリシオらブラジル人トリオの誰かをベンチ外にしなければならない。クラブハウスへ引き揚げる武田を心配そうに見つめたレヴィー・クルピ監督は「洋平が無理ならブラジル人の誰かを外すことになる」と苦しい台所事情を明かした。

　さらにはＦＷ杉本も高熱で練習を欠席し、ＦＣ東京戦は欠場の可能性が高い。３月は無敗で終えながらも、４月に入って公式戦２連敗中。悲願の初タイトルを獲得するためには、この苦境を何とか乗り越えなければならない。