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広島崖っ縁3連敗 J1王者7季ぶり1次L敗退危機

[ 2013年4月3日 06:00 ]

<広島・浦項>3連敗となり、肩を落とす広島イレブン

ACL1次リーグG組 広島0―1浦項

(4月2日 広島広)
 ACL1次リーグ第3戦が2日に行われ、広島は浦項(韓国)にホームで0―1で敗れ、開幕から3連敗を喫した。前年のJリーグ王者は、過去6年連続で決勝トーナメントに進出しているが、敗退の危機に陥った。

 崖っ縁に追い込まれた。広島がホームで零敗を喫し、3戦を終えて勝ち点0のまま。次節にも1次リーグ敗退が決まる危機に陥った。

 アクシデントが響いた。相手選手との接触で左膝を痛めたMF青山が、前半13分で交代。その4分後に、昨季まで現J2神戸に在籍したFWペ・チュンソクに先制を許した。1点を追う後半、逆転を目指してミキッチと山岸を途中投入。サイド攻撃を中心に再三、相手ゴールに迫ったが、最後までネットを揺らすことはできなかった。

 ACL初出場となった10年も開幕3連敗だった。現行の制度となった02年以降で日本勢では広島だけの不名誉に森保監督は「フィニッシュの精度を欠いた。サポーターに申し訳ない」と厳しい表情。厳しいマークに遭い、シュートは後半の1本のみだったエース佐藤は「チームとして力が足りない。悔しい」と唇をかんだ。

 前年のJリーグ優勝チームは、昨年まで6年連続16強以上に進出している。佐藤は「勝ち点9を取って、他の結果を待つしかない」と残り3試合へ気持ちを切り替えた。奇跡の逆転進出へは、3連勝が絶対条件だ。J王者の意地と底力を見せるしかない。

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