ブラジルＷ杯会場　こけら落としチケットめぐりで衝突　６人けが

　２０１４年のサッカー・ワールドカップ（Ｗ杯）が行われるブラジル東部サルバドルの競技場「フォンチノバ・アリーナ」で２９日、こけら落としとなる地元チームの試合チケットを買おうと市民らが殺到して衝突となり、警官隊が催涙弾を使って鎮圧、少なくとも６人が負傷した。地元メディアが伝えた。

　ブラジルではサッカーの試合中にファン同士が衝突し死傷者が出る事件も頻発しており、Ｗ杯に向けて警備体制の強化が課題となっている。ブラジルＷ杯は国内１２都市で開催。競技場の工期遅れも深刻な問題だ。

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が特に遅れに懸念を示している北部マナウスの競技場「アマゾニア・アリーナ」の工事現場では同日、作業員１人が転落し死亡する事故もあった。（共同）