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まさか遠藤が!PK外した…代表8本目で初

[ 2013年3月27日 06:00 ]

<ヨルダン・日本>後半、遠藤がPK失敗

W杯アジア最終予選B組 日本1-2ヨルダン

(3月26日 アンマン)
 まさか。後半26分、内田が倒されて得たPK。通常ならば本田がキッカーだが、ペナルティーマークに立ったのはチーム最年長の遠藤だった。Jリーグでは「コロコロ」などPKの名手として知られる存在。だが右隅を狙ったシュートはGKに読まれてしまった。24分には香川の得点で勢いが付いただけに追い上げムードが一気にしぼんでしまった。

 11年3月5日のJリーグC大阪戦(万博)以来となる失敗。日本代表では02年の初招集から12年目で、PK戦を含めると8本目で初のミス。普段は冷静沈着な背番号7も、思わず天を仰いで悔しがった。

 悪質なアウェーの妨害の影響もあった。川島や香川をはじめ、前半から再三、レーザーポインターの光線を浴びせられた。遠藤もPKを蹴る際に緑色の光に狙われた。08年のW杯アジア最終予選バーレーン戦では同様の妨害を受けながらもPKを決めたが、同じ結果は得られず。「一発で本大会出場を決めたい」と意気込んでいたが、結果として、このPKが勝敗を分けてしまった。

 ただ多くのチャンスに絡んだように、巧みなゲームメークは健在。過去2大会連続でW杯予選突破を決める試合でピッチに立ち、A代表歴代最多キャップの経験もある。後遺症の心配はないはずだ。6月には日本でオーストラリア戦が待つ。十分、リベンジの機会は残されている。

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