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香川 ヨルダン戦は4年分の思いぶつける「僕のキャリアの中で重要な試合に」

[ 2013年3月26日 06:00 ]

5大会連続W杯出場へ!!大一番を控え、練習で軽快な動きを見せる香川

W杯アジア最終予選グループB 日本―ヨルダン

(3月26日 アンマン)
 日本代表は26日、W杯アジア最終予選第6戦でヨルダンとアウェーで対戦する。勝てば無条件で5大会連続のW杯出場が決まる大一番を前に、香川真司(24=マンチェスターU)はヨルダン戦をサッカー人生の中で最も重要な試合の一つに位置づけた。10年W杯南アフリカ大会出場を決めた09年6月6日のウズベキスタン戦はベンチ外。本大会でもメンバーから落選しただけに、4年分の思いをぶつける。

 芝生の状態を入念に確認した。冒頭15分のみ公開された公式練習。香川はピッチに姿を現すと、最初に手でボールを弾ませてバウンドをチェックした。

 ピッチはコンクリートのように硬かったが「最初はビックリしたけど、想定の範囲内」と問題なしを強調。「気持ちは高ぶっている。僕のキャリアの中で重要な試合になると思います」と力を込めた。戦術練習ではトップ下に入ったとみられ、22日のカナダ戦に続く本職での先発が濃厚。5大会連続、そして世界で一番乗りとなるW杯出場に向けた大一番で攻撃のタクトを振る。

 サッカー人生の岐路と位置づけた試合で、香川は強烈なインパクトを残してきた。FCみやぎバルセロナに所属した05年には東北選抜の一員としてU―18日本代表と対戦。Jクラブのスカウトが集結する前で吉田(現サウサンプトン)、槙野(現浦和)らのそろうDF陣を翻ろうして5―2の大勝を演出し、C大阪からのオファーを勝ち取った。

 C大阪でのラストマッチとなった10年5月15日の神戸戦では自身初のFK弾を記録。ドルトムント時代にも、マンチェスターUのファーガソン監督の視察した12年5月12日のバイエルンM戦で1得点1アシストと活躍した。最高のモチベーションで迎える今回も爆発の気配が漂っており「結果を求められる立場。持っている力を最大限出したい」と力を込めた。

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