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香川に“VIP待遇”マンUがプライベートジェットを用意

[ 2013年3月18日 06:00 ]

レディング戦の後半、攻め込むマンチェスターUの香川(左)

プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド1-0レディング

(3月16日)
 マンチェスター・ユナイテッドの日本代表FW香川真司が、26日のW杯アジア最終予選ヨルダン戦(アンマン)後、プライベートジェットで英国に戻ることが分かった。マンチェスターUのアレックス・ファーガソン監督(71)が17日、クラブの公式サイトで手配したことを明かした。30日の国内リーグ、サンダーランド戦に向けて万全を期すためで、17日に24回目の誕生日を迎えた香川には大きなプレゼントとなった。

 マンチェスターUの公式サイト上で、ファーガソン監督は「われわれのチームから代表に招集されている選手は多い。数選手に対しては、できるだけ早く、そして疲労なく戻って来られるようにプライベートジェットをチャーターしている。高コストだが、必要な出費だ」とコメントした。30日のサンダーランド戦に備え、長距離移動による負担を軽減するためプライベートジェットを手配。メキシコ代表FWエルナンデスらとともに香川も「搭乗者」に指名された。

 クラブ広報によれば、ヨルダン戦後、アンマンからカタール・ドーハまでは日本協会が手配した航空機で移動し、ドーハからマンチェスターまでをプライベートジェットで移動する予定。費用は最少でも約6万3000ドル(約600万円)が掛かるという。飛行時間は約7時間で定期便と大差はないが、出発時刻を自由に設定できたり、リラックスできる環境が確保できたりメリットは大きい。本来、代表にかかわる旅費は各国協会が負担。にもかかわらず約600万円もの大金をつぎ込むあたりにファーガソン監督の香川への期待の大きさがうかがえる。

 サッカーでは03年に元イングランド代表MFベッカムがマンチェスターUからレアル・マドリードに移籍しスペイン入りする際、Rマドリードがプライベートジェットを用意した例がある。日本選手でもボローニャ時代に中田英寿が利用したことがあるが、異例のVIP待遇には違いない。

 16日のレディング戦では後半40分からの出場にとどまったが、マッチデープログラムの表紙写真を飾るなど3得点を決めた2日のノーリッジ戦以降、存在感は増している。24回目の誕生日だった17日には日本代表合流のためドーハに向かった。本田、長友が不在の今回は柱としての活躍が期待される背番号10。ファーガソン監督のサポートを得て思う存分暴れ回る。

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2013年3月18日のニュース