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初出場のマラガ8強入り!困難乗り越えチーム結束

[ 2013年3月15日 06:00 ]

<マラガ・ポルト>準々決勝進出を決め、喜ぶマラガの選手たち

欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦

(3月13日 マラガ2―0(2戦合計2―1)ポルト)
 2試合が13日に行われ、ベスト8が出そろった。初出場のマラガはホームで2―0でポルトに快勝。2戦合計2―1と逆転で、Rマドリード、バルセロナに続くスペイン勢3チーム目の8強入りを果たした。バイエルン・ミュンヘンはホームでアーセナルに0―2で敗れて2戦合計で3―3となったが、アウェーゴール数で上回り辛くも勝ち上がった。イングランド勢は全て敗退。準々決勝の組み合わせ抽選は15日に行われる。

 初出場のマラガが若手とベテランの融合で逆転8強入りを果たした。スペイン代表の新星、20歳MFイスコが前半43分に強烈なミドル弾を決めて2戦合計で1―1に追いつけば、途中出場した31歳のパラグアイ代表FWサンタクルスが後半32分に右CKを頭で押し込み“決勝点”。サンタクルスは「チームの友情と結束が勝因」と歓喜した。

 一丸でピッチ外の困難も乗り越えた。10年に就任したカタール王族の新オーナーによる大型補強で昨季国内リーグ4位と躍進し、初の欧州CL出場権を獲得。しかし同オーナーが投資を縮小したことで昨夏に給与遅延など財政難が表面化し、スペイン代表MFカソルラら主力が移籍した。それでも「困難な状況だがクラブを助けたい」と残留したペジェグリーニ監督の下で残った選手が結束。10年に日本代表監督候補に挙がったチリ人指揮官は「普通ではない状況で、選手はプレーに集中してくれた」と称えた。

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2013年3月15日のニュース