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なでしこ 中国撃破で佐々木監督50勝だ!!

[ 2013年3月13日 06:00 ]

サッカー男子ドイツ代表のサイン入りユニホームを着る佐々木監督

アルガルベ杯5位決定戦 日本―中国

(3月13日 ファロ)
 国際親善大会アルガルベ杯で1次リーグを1勝2敗で終え、A組3位となった、なでしこジャパンは、13日の5位決定戦でB組3位の中国と対戦することになった。日本への対抗心が強い難敵相手の一戦となるが、代表監督として通算49勝の佐々木則夫監督(54)は節目の50勝を目指す。

 初陣となった08年2月18日の東アジア選手権・北朝鮮戦(中国・重慶)から積み上げてきた白星が49。大台到達を目前に控えた佐々木監督は「えっ?誰が?」と目を白黒させたが、自身の成績を知らされると「じゃあ、やっチャイナ」と切り返した。対戦相手の中国に引っかけたギャグの質はともかく、質を求めてきたサッカーは世界中で評価されている。

 アルガルベ杯最終戦を翌日に控えた12日は、なでしこの練習を女子ブンデスリーガ各クラブの監督団が訪問。練習見学後に急成長の秘密を探ろうと佐々木監督を囲んでディスカッションを行った。「日本人は組織的で協調性もあるので、ということを図解で説明した」と指揮官。組織的パスワークを生かしたなでしこスタイルが、フィジカル勝負が主流だった欧米で評価されていることが実証された。

 中国はアジア勢の中では優れたフィジカルを生かして世界でも屈指の強豪だったが、06年以降は日本が8勝1敗と大きく勝ち越している。今大会3戦で警告7度と荒いプレーが目立つ中国に対し、指揮官は「隣国で負けられない。若い選手にはいい経験になる」と強調。世界が認めた高い質でレベルの差を見せつける。

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2013年3月13日のニュース