香川　先発出場もインパクト残せず…ＦＡ杯はドローで再試合

チェルシー戦の前半、攻め込むマンチェスターＵの香川

ＦＡ杯準々決勝 マンチェスター・ユナイテッド２―２チェルシー

（3月10日）
　公式戦２試合ぶりに先発出場したマンチェスターＵの日本代表ＭＦ香川真司は無得点で後半３１分に交代した。出場機会がなかった５日の欧州ＣＬ、レアル・マドリード戦のうっ憤を晴らそうと前半は左ＭＦ、後半途中からはトップ下で精力的に動き回ったが、見せ場は前半２４分にＦＷルーニーのシュートチャンスの起点になった程度。ハットトリックを達成した２日のノーリッジとのリーグ戦のようなインパクトを残すことはできなかった。

　試合後、香川は無言だった。ファーガソン監督はクラブの公式サイトで「選手たちを責められない。マドリード戦での疲れがきょうの結果に影響したことは言うまでもない」とかばったが、休養十分だった香川にとっては他の誰よりも不完全燃焼の一戦となった。試合は引き分けに終わり、敵地での再試合となった。