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開幕戦に不満 クルピ監督早くもテコ入れ 柿谷1トップの新布陣

[ 2013年3月6日 12:31 ]

次戦は1トップ?開幕戦で劇的ゴールを決めた柿谷

 1試合を終えたばかりで早くも攻撃陣のテコ入れだ。C大阪は5日、次節のアウェー甲府戦(9日)に向けて練習を再開。週明けからいきなり本格的な戦術練習を敢行すると、1トップに柿谷をすえて1・5列目に杉本とエジノを配置する新布陣をテストした。

 クルピ監督がいきなり動いた。開幕の新潟戦(2日、長居)では後半43分に柿谷の劇的ゴールで勝ち点3を手にした一方で、内容的には完敗だった。特に、自慢のアタッカー陣が低調なプレーに終始したことが気に入らなかったようだ。

 「ポジションを含めてなにも決まっていないが可能性を見極めているところだ」と話す姿にも、日ごろの陽気な表情はない。勝負時になると口数が少なくなるだけに、早くも本気モードに突入した証拠だと言える。

 焦点のひとつが、新助っ人のエジノの起用法だ。格闘家並の体格を生かしたポストプレーを期待されながら、いまだチームに融合できないままだ。指揮官は「彼の持ち味を生かしたい。流動的にプレーしたほうがいい」と、最前線ではなくトップ下での起用も探る。本気でタイトルを狙う今年のC大阪。チームの完成を座して待ってはいられない。

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2013年3月6日のニュース