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田嶋氏 理事選挙には出馬せず FIFAで影響力低下懸念

[ 2013年3月3日 22:15 ]

 アジア・サッカー連盟(AFC)が5月に行う役員改選で、日本サッカー協会の田嶋幸三副会長(55)がAFC選出の国際サッカー連盟(FIFA)理事選挙に立候補しないことが3日、複数の関係者の話で分かった。2015年の次期改選まで日本人のFIFA理事不在が続くことになった。

 田嶋氏は、02年からFIFA理事を務めた日本協会の小倉純二名誉会長(当時会長)の定年に伴い、一昨年1月に初出馬したが落選。直後から再挑戦の意思を示していたが、今回は見送った。

 5月にAFC会長代行とFIFA理事の両方の任期が切れる張吉龍氏(中国)も出馬しないため、15年までFIFA理事会に東アジアの代表が不在となる。国際サッカー界で東アジア地域の影響力低下が懸念される。

 田嶋氏は、15年は出馬の意向という。関係者の一人は「サッカー政治ではなくサッカーのための(アジア支援などの)活動を地道に続けることが重要」と次の選挙への地盤固めを意識した選択であることを強調した。

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2013年3月3日のニュース