×

広島 黒星発進…不発の寿人「次こそ勝利とゴールを」

[ 2013年3月3日 06:00 ]

<広島・浦和>敗戦に肩を落とす広島イレブン

J1第1節 広島1-2浦和

(3月2日 Eスタ)
 連覇を目指す広島が黒星スタート。ノーゴールに終わったエース佐藤は「ホームでの開幕戦なので、勝ち点3を取らないといけなかった」と唇をかんだ。

 序盤から浦和のプレッシャーを受けて後手に回り、前半37分に先制されると、後半6分にはGK西川のキャッチミスで追加点を許す苦しい展開。だが、そこから王者の意地を見せた。後半10分、森崎浩が「練習通り。良かった」と言う約25メートルのFK弾で1点差に詰め寄ると、その後も佐藤の飛び出しや清水のシュートなどで相手ゴールを脅かした。森保監督は「2点差になっても、選手が下を向かずに走り続けてくれたことは次につながる」と敗戦の中、収穫を挙げた。

 佐藤も「結果は受け止めるが、あと33試合ある。寒い中でも足を運んでくれたサポーターに次こそ勝利とゴールを返したい」。次節のアウェー新潟戦で今季初白星をつかみ取る。

 ≪優勝チームが翌年の開幕戦●は8年ぶり≫昨季のリーグ覇者・広島が黒星スタート。前年優勝チームが翌年の開幕戦に敗れたのは05年の横浜(●0―1磐田)以来、8年ぶり。前年王者の翌年開幕戦の成績は今回の広島を含めて通算10勝(PK勝ち1)4分け6敗。過去敗れた5チームのシーズン最終成績を見ると8、4、4、2、9位と連覇はできていない。広島がいきなり苦境に立たされた。

続きを表示

2013年3月3日のニュース