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川崎Fで“攻撃の自由”得た大久保 公約は「15ゴール」

[ 2013年3月2日 16:45 ]

「15ゴールは決めたい」と今季の目標を掲げた大久保

J1注目の男 川崎F・FW大久保嘉人

 “自由”を得たストライカーが再び、Jの舞台を席巻する。今季神戸から移籍してきたFW大久保嘉人(30)は「15ゴールは決めたい」と目標を掲げた。神戸では中盤でプレーすることが多く、守備に追われることも間々あったが、新天地では3トップの一角。「攻撃に専念できる」とJ1通算89得点のストライカーとしての本能がうずく。

 仕上がりは順調だ。オフには例年になく走り込みを行い、体重も絞り込んできた。2月の宮崎キャンプでは古巣・神戸との練習試合で2得点。風間監督は「前からいたと思わせるほど違和感がない」と評価し、大久保自身も「コンディションはこれまでで一番良いぐらい。早く公式戦がやりたい」と、開幕を心待ちにしてきた。

 これまでは神戸に暮らす家族とは離れ離れでホテル暮らしを余儀なくされていた。1人で飲食店を利用し「30歳にして、いい経験です」と言うものの少なからず寂しさも味わった。しかし、家族が開幕直前に上京し、新生活がスタート。プライベート面でもよりプレーに集中できる環境は整った。

 次男の緑二(りょくじ)くん(3)の誕生日は2月22日、三男の橙利(とうり)くん(1)は1月26日、莉瑛夫人(30)は2月25日。しかし、離れて暮らしていたこともあって「一人一人お祝いしてあげたいんですけど、まだできてないんですよ」。神戸に所属した昨年のG大阪との開幕戦では2得点を挙げた。2年連続で開幕戦ゴールを挙げ、家族の誕生日もお祝いする。 

 ◇大久保 嘉人(おおくぼ・よしと)1982年(昭57)6月9日、福岡県京都郡生まれの30歳。国見高から01年にC大阪に入団。マジョルカ、神戸、ボルフスブルク、神戸を経て今オフに川崎Fに入団。J1通算241試合89得点。利き足は右。

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2013年3月2日のニュース