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国内組でも…FW赤嶺 優勝へ代表へ 狙う3年連続2ケタ得点

[ 2013年3月2日 07:36 ]

仙台初の得点王も狙うFW赤嶺真吾

J1注目の男 仙台FW赤嶺真吾

 仙台FW赤嶺真吾(29)の脳裏には、優勝の2文字しかない。「(昨季2位という結果に)悔しさがあります。今季も優勝争いできるシーズンを送りたいですね」。夢を現実のものとするために必要なものは、自身の3年連続2桁得点だ。ボレーやヘディングなど「ワンタッチプレー」で放つシュートの正確性が売り。昨季まで2年連続で14得点をマークし、「ケガをせずに1年間試合に出場したい。得点は2桁を目標にしていければ」。早々に大台を達成すれば、自身初、クラブ初の得点王も見えてくる。

 オフにはJ1の複数クラブが獲得に動いたが、赤嶺は残留を決断した。「完全移籍して2年間、(手倉森)監督に信頼してもらい、出場機会も増えた。結果も出たし、今季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)も経験できるチャンスだった」。誰にも相談せず、自分自身で決めた。

 チームはACL対策として3トップも試している。宮崎キャンプ中の16日、Kリーグ蔚山との練習試合では3トップの真ん中を務め、手応えもつかんだ。「ボールを動かしてシュートまでは行けた。(メンバー、システムの)バリエーションもいろいろできた」。当然、Jリーグでもオプションとして期待できる。

 FC東京時代の08年4月に岡田ジャパンの代表候補合宿に招集された。それ以降は日本代表から遠ざかっているが「呼ばれたらいいですけどね。推薦しておいてください」と色気を見せる。昨年はリーグ得点王に輝いた広島の佐藤寿人が追加招集とはいえ代表復帰し、国内組の可能性を示した。得点ランキングで首位争いを繰り広げ、ザッケローニ監督にアピールする。

 ◇赤嶺 真吾(あかみね・しんご)1983年(昭58)12月8日、沖縄県那覇市生まれの29歳。鹿児島実から駒大に進学。4年時の05年にFC東京の特別指定選手となり、06年にFC東京入団。10年8月に仙台に移籍。J1通算177試合56得点。1メートル80、77キロ。利き足は右。

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2013年3月2日のニュース