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森島、強気!「ボンボンボンとゴール入りそうな気がする」

[ 2013年3月2日 06:00 ]

練習で軽快な動きを披露する大分・森島(左)

J1第1節 大分―FC東京

(3月2日 大銀ド)
 外野の騒音は嫌でも耳に入ってくる。昨季J2で6位、5億円を超える債務超過を抱える大分を最下位と予想する声。それに反発するように森島は「最下位の下馬評を覆すシーズンになる。逆に一番上にいるように。田坂監督の目標はそこなので、近づけるように開幕戦が大事」とニヤリと笑みを浮かべた。

 そうして堂々と言い切れる強心臓は、舞台が整えば整うほど力を発揮する。昨年11月18日のJ1昇格プレーオフ・準決勝の京都戦(西京極)で自身最多4ゴールと爆発した。チームが掲げる「全員守備、全員攻撃」も献身的な守備で率先。田坂監督は「(大分の監督就任から)3年間で開幕前の仕上がりとしては一番いい」と話したのは、成長した森島が柱となりチームがまとまっているからこそだ。

 この日、大分スポーツ公園での前日練習では笑顔を交えながら軽快な動きを披露した。昨年12月に右足首関節内遊離体除去手術を受けたが、回復は順調。「足の状態も良くなってきている。開幕からボンボンボンと(ゴールが)入りそうな気がする」と頼もしい。

 新年3日に結婚し、今季に懸ける思いは誰より熱い。「下克上と言えばいいんですかね。新たなチャレンジが始まる」。チーム存続の危機という崖っ縁からはい上がった逆転のストーリーはまだ続いている。J1へと舞台を移したシナリオの中心に、森島がいる。

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2013年3月2日のニュース