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鹿島、還暦の“神様”に白星贈る 3・3ジーコ氏誕生日

[ 2013年3月2日 06:00 ]

セットプレーでボールをクリアする大迫(左)

J1第1節 鹿島―鳥栖

(3月2日 ベアスタ)
 鹿島が常勝軍団の礎を築いた“神様”に還暦祝いの白星を贈る。アウェー鳥栖戦翌日のあす3日はジーコ氏の60回目の誕生日。現在も定期的にスタッフが連絡を取り合っており、祝福メッセージとともに開幕勝利を報告することが恩返しとなる。

 ジーコ氏は鹿島の前身である住友金属時代の91年からJリーグ開幕2年目の94年まで在籍。ピッチ上はもちろん、フロントにも多くのことを進言してプロ意識を叩き込んだ。

 イラク代表監督を務めていた昨年9月には、W杯アジア最終予選アウェー日本戦後にクラブハウスを訪問。リーグ戦で低迷していたチームに活を入れるなど交流は続いている。

 クラブハウスの選手ロッカーには、現在もジーコ氏の教えである「献身」「誠実」「尊重」をポルトガル語と日本語で書いた額縁が飾られており、DF岩政は「ジーコさんが鹿島という組織自体を築いたと言っても、過言ではない。今でも影響力はあるし、そういう意味でも鳥栖戦は勝ちたい」と必勝を期していた。

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2013年3月2日のニュース