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逆転劇の主役だ!メッシ 14戦連続弾でバルサ300号+1

[ 2013年2月18日 06:00 ]

グラナダ戦で2得点し、バルセロナでの公式戦通算得点を301に伸ばしたメッシ

リーガ・エスパニョーラ バルセロナ2-1グラナダ

(2月16日)
 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(25)がまた大台に到達した。16日に敵地で行われたグラナダ戦で、1点を追う後半に2ゴールを挙げて2―1の逆転勝利に大きく貢献。リーグの連続得点記録を14試合に更新し、クラブでの公式戦通算得点を301に伸ばして、欧州CL決勝トーナメント初戦となる20日のACミラン戦へ弾みをつけた。

 大台に到達した一発も、メッシにとってはただの通過点だった。1点を追う後半5分、セスク・ファブレガスのシュートのこぼれ球を右足で同点ゴール。バルセロナでの公式戦300得点を喜ぶ間もなく、すぐにボールを拾ってセンターサークルへ走った。さらに同28分、約25メートルのFKを左足でゴール左に蹴り込んで勝ち越すと、今度は走って歓喜。常に「自分の記録よりもチームの勝利が大切」と言い続けてきたエースらしかった。

 試合後はコメントしなかったが、病気療養中のビラノバ監督に代わって指揮を執ったロウラ助監督は「バルサで301ゴールを決めたメッシの活躍は、ただただ素晴らしいとしか言いようがない」と絶賛した。クラブでの公式戦300得点は366試合で到達しており、1試合平均0・86得点。1月27日ヘタフェ戦で同300得点を達成したライバルのC・ロナウド(Rマドリード)が499試合(同0・60得点)だったことを考えれば驚異的なペースと言える。

 14戦連続ゴールで自身が持つリーグ記録を更新し、24試合で37ゴールを挙げて得点ランク首位を独走。現在のペースならシーズン58発で、昨季自身が樹立した50得点のリーグ記録を大幅に上回る。2位Aマドリードとの勝ち点差も暫定で15まで広げて2季ぶり優勝は確定的。“記録男”の次の照準は欧州CLで、決勝トーナメント1回戦で昨季イタリア王者ACミランと対戦するが、その一戦も2季ぶりの欧州制覇への序章にすぎないのかもしれない。

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