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李忠成 FC東京移籍が決定的に ザック“助言”で決断!

[ 2013年2月14日 06:00 ]

サウサンプトンのFW李忠成(左)はザッケローニ監督からの“助言”を受け、FC東京移籍を決意したもようだ

 FC東京が「最後のピース」としてサウサンプトンのFW李忠成(27)を獲得することが13日、決定的となった。関係者によれば、欧州志向の強かった李が移籍を決断したことが判明。1月から粘り強く交渉を進めるFC東京の立石敬之強化部長も「あとは向こうのクラブ次第」と話した。クラブ間交渉を残すが大型移籍の成立が秒読み段階に入った。

 「ザックからの助言」も決め手になった。李は今季のリーグ戦で出場機会がなく、9日のマンチェスターC戦も出番なし。関係者によれば、李は試合後、視察に訪れていた日本代表のザッケローニ監督と直接会談し、移籍への助言を受けたという。それから一気に翻意し、04年まで在籍した古巣に9年ぶりに復帰する決意を固めた。

 帰国、チーム合流については「来週から戦術練習に入るので、それまでには」と立石強化部長。現在、宮崎キャンプ中のFC東京は16日に鳥栖、17日にKリーグ蔚山、19日に仙台と実戦を予定。英国でプレーしている李はコンディションも問題なく、早速、実戦デビューの可能性もある。

 背番号はFWの象徴「11」が有力だ。当初から今オフの補強の本命としてきたクラブ幹部は「1トップも2列目のアタッカーもできる。ポポヴィッチ監督のサッカーに必ずフィットする選手」と話す。平山、渡辺、ルーカス、新加入の東らがそろったアタッカー陣は国内屈指の破壊力となる。

 ▼李 忠成(り・ただなり)1985年(昭60)12月19日生まれ、東京都西東京市出身の在日韓国人4世の27歳。FC東京U―18から04年トップ昇格。05年から柏、09年から広島でプレーし、12年にサウサンプトン移籍。07年に日本国籍を取得し、08年北京五輪出場。11年にA代表に初選出され、国際Aマッチ通算11試合2得点。1メートル82、74キロ。

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2013年2月14日のニュース