×

G大阪“ボランチ家長”をテスト 遠藤不在時の新オプション

[ 2013年2月10日 09:23 ]

福岡との練習試合にボランチで出場したG大阪の家長 

練習試合 G大阪2-4福岡

(2月9日)
 司令塔不在時の新オプションだ。宮崎でキャンプを行うJ2のG大阪は9日、福岡との練習試合に合計2―4で敗れたが、MF家長がボランチとして70分間プレー。持ち前のパスセンスで前線の選手を操り、日本人離れした身体能力を生かして守備でも体を張った。

 J2のための特別プランだ。今季はW杯最終予選など日本代表のスケジュールがぎっしり。特に6月はコンフェデ杯が開催されるなど、ほぼボランチの遠藤不在での戦いが予想される。そこで浮上したのが、本来はアタッカーであるレフティーのボランチ起用だ。

 前日8日の練習で初めて起用を告げられ、この日さっそく実戦で試された。「(シーズン中も)全然、やりますよ。監督もいろいろなシチュエーションでやると言っているし、求めている以上のものを出したい」。大分やC大阪に所属していた際にも守備的MFでプレーした経験があるだけに、配置転換に意欲的だ。

 この日は日本代表のラトビア戦(6日)に出場した遠藤と今野が欠場し、ケガ人9人と合わせて主力クラス11人を欠いた。苦しい陣容のチームは同じJ2の相手に苦杯を喫したが、シーズンを見据えたテストには成功。積極的にコンバートを進める長谷川流で、厳しい日程を勝ち抜く。

続きを表示

2013年2月10日のニュース