半年ぶり実戦で巻いきなり弾　高原と夢２トップへ前進

半年ぶりに戦列復帰し、いきなりゴールを決めた巻

練習試合 東京Ｖ２－２水戸

（2月9日 ヴェルディＧ）
　Ｊ２東京Ｖの元日本代表ＦＷ巻誠一郎（３２）が半年ぶりの試合でいきなりゴールを決めた。東京２３ＦＣ（関東１部リーグ）との練習試合に先発し、４５分間プレー。前半終了間際の４５分に中央から抜け出し、杉本のパスに右足をうまく合わせた。

　昨年は３月に顔面骨骨折、９月に右足関節骨折と２度も全治３カ月の大ケガを負った。９月以降はシーズンを棒に振り、練習に完全合流したのは前日の８日だったが、昨年８月以来の試合出場でいきなりの復活弾。「まだ質を求める段階ではないけど、自信にはなる」と表情は明るい。

　オシムジャパン時代の０７年アジア杯で２トップを組んだ高原が今季から加入。夢の代表２トップがＪ２で実現する可能性もある。「まずは頑張って俺が試合に出ないとね」。まずはその大事な一歩を踏み出した。