大津“異例の”Ａ代表デビュー！ドリブルで３人をぶっちぎる

＜日本・ラトビア＞後半、大津（右）は香川からパスを受ける

キリンチャレンジ杯 日本３－０ラトビア

（2月6日 ホームズ）
　初招集の大津祐樹がいきなりＡ代表デビューを飾った。後半３６分、岡崎に代わって右ＭＦでプレー。その２分後にいきなり見せ場をつくった。右サイドでボールを受けて得意のドリブルで切り込むと、相手ＤＦ３人を強引に突破。ゴールは決められなかったが、精力的なプレーで場内のボルテージは最高潮に達した。「得点を取りたかったけど、代表は目指していたものなのでうれしかった」。自他ともに認めるチャラ男は興奮気味に振り返った。

　異例のデビューだった。ザッケローニ監督は過去、宇佐美、乾や宮市ら、初招集した選手は勉強期間を経て起用する方針を貫いてきた。「以前から招集したかった」と話す指揮官の高い期待の表れでもあるが、ファーストタッチでは自陣で相手２人に囲まれあわやのピンチを招く場面もあり、柄にもなく「初めて緊張した。（ロンドン）五輪より緊張した」と頭をかいた。それでも、この日の唯一の新戦力は、「もっと長い時間プレーしたいという気持ちが強くなった。チーム（ＶＶＶフェンロ）で活躍して、また呼ばれるようにしたい」と代表定着を今後の目標に掲げた。