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FC東京 経理担当部長を懲戒解雇 経費2300万円を私的流用

[ 2013年1月31日 16:39 ]

 サッカーJ1のFC東京を運営する東京フットボールクラブ株式会社は31日、会社経費約2300万円を私的に流用したとして、同日付で経理担当部長(男性)を解任したと発表した。出向元での懲戒解雇となる。

 発表によると、経理担当部長は2005年から昨年までの8年間、不正な経理処理によって経費を私的に流用。昨年12月に多額、多数の請求書による支払処理が行われたことから事実が判明し、本人も不正流用を認めたという。2300万円全額を本人が弁済。管理者としての責任を取り、阿久根謙司社長は報酬の20%を3カ月間、自主的に返上する。

 クラブ側は再発防止策として、「決済基準の変更」「決済科目範囲と決済金額範囲の拡大」「定期的な人事ローテーションの実施」を挙げ、「今後、同様の事象が発生しないよう、再発の防止策ならびにクラブ内での行動規範の再徹底を行い、信頼の回復に努め、より一層皆さま方から愛されるクラブを目指して全力で取り組んでまいります」としている。

 また、クラブの公式サイトに「ファンのみなさまへ【お詫び】」とするメッセージを掲載。「FC東京を応援していただいているみなさまにご迷惑をおかけしましたこと、また信頼を大きく損なう事態となりましたことを深くお詫び申し上げます」とサポーターに謝罪している。

 Jリーグは同日、FC東京に対して厳重注意とした。

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2013年1月31日のニュース