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チェルシー準決勝敗退…アザール ボールボーイ蹴って退場

[ 2013年1月25日 06:00 ]

<スウォンジー・チェルシー>ボールボーイを蹴りレッドカードを受けるチェルシーのMFアザール(17)

イングランドリーグ杯準決勝第2戦 チェルシー0―0スウォンジー

(1月23日)
 チェルシーがまたもや敗れ去った。トヨタ・クラブW杯で欧州勢として6年ぶりに優勝を逃した昨季欧州CL王者が、リーグ杯で格下のスウォンジー相手に敗退。MFアザールが敵地のボールボーイを蹴り上げて退場という醜態までさらした。

 “事件”が起こったのは後半33分だ。延長に持ち込むには2点が必要な状況で素早いプレー再開のためアザールがボールを拾おうとしたが、ボールボーイがボールを抱え込むように倒れ込んで時間を浪費。その腹部を思わず右足で蹴ったベルギー代表が退場となった。

 アザールは「ボールを蹴ろうとしただけ」と釈明。「試合後に彼が更衣室にやって来て互いに謝った」と訴えた。一部地元紙は17歳のボールボーイがスウォンジー幹部の息子で事前にツイッターで時間稼ぎを“予告”していたと報道。敵将ラウドルップ監督でさえ「私も選手だった。いら立ちは分かる」と理解を示したが、一方で「やってはいけないことはある。大きな過ち」と指摘した。

 試合直後にチェルシーは公式ツイッターで「フットボールはおかしくなったのか?」と退場判定を非難。その後に謝罪したが、双方に後味の悪さが残る幕切れとなった。

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