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名門復活へ!長谷川監督 練習試合でも全戦必勝を宣言

[ 2013年1月22日 06:00 ]

グラウンドに集まったファンに、抱負などを語るG大阪の長谷川監督

 “長谷川イズム”満載の船出だ。J2のG大阪は21日、大阪府吹田市内で長谷川健太新監督(47)の下、初練習を行い、2013年シーズンを始動した。新監督はピッチ上で声を出すことと、練習試合でも結果を出すことを要求。ほどよい緊張感の中で選手らは約2時間、汗を流した。練習前には新体制発表会見が開かれ、新加入選手が意気込みを語った。

 名門復活へ勝ちまくる。長谷川監督が公式戦だけでなく選手の見極めなどの意味合いがある練習試合でも「結果を求めていく」と全戦必勝を宣言した。

 始動日はボール回しや実戦形式など約2時間の練習。指揮官は選手の確かな技術とともに“戦う集団”として雰囲気の物足りなさも感じていた。「声が出てなかったので、カラ元気でもいいから出すよう言いました」。J1最多得点を誇りながら降格を味わった昨季。新監督は「強い気持ちで戦ってほしい。声を出すことでしんどい時でも元気が出る。少しずつでも何かを変えていかないといけない」と意図を説明した。

 ベテランと若手を区別しないことも明言した。「カズは45歳でもやってる。30代でも動かないと」と競争意識を植え付ける。注目の初采配は26日のG大阪ユースとの練習試合。その後は30日からのグアムキャンプで1試合、来月8日からの宮崎で4試合のJクラブとの練習試合を予定する。

 J1清水時代に長谷川監督下でプレーしたDF岩下は「練習試合でも負けるのはダメと言われてました」と明言。“初蹴り”となったMF遠藤も「良い雰囲気でできた。今後は戦術練習も加わってくると思うし、楽しみながらやりたい」と“熱血指揮官”を歓迎した。

 発表されたクラブのスローガンは「復活」。1年でのJ1返り咲きへ、新たなエキスを注入された新生ガンバが船出した。

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