×

京都橘 無念…勝ち越し弾の仙頭 PK外し「申し訳ない」

[ 2013年1月20日 06:00 ]

<鵬翔・京都橘>PK戦京都橘1番手の仙頭が外し、悔しがる前をボールが無情にも転がる

全国高校サッカー選手権決勝 京都橘2―2(PK3―5)鵬翔

(1月19日 国立)
 一時は勝ち越し弾を決めた仙頭が悲劇の主人公となった。京都橘の1番手で臨んだPK戦。右足のシュートは右ポストにはじかれた。「応援してくれた人たちに全国制覇で恩返しがしたかった…。本当に申し訳ない」。これが両チーム合わせて唯一の失敗。初優勝を逃して涙に暮れた。

 それでも、後半19分には小屋松のクロスに反応し、3戦連発となる今大会5得点目を決め、小屋松に並びアベック得点王となった。同一チームで2人の得点王は、96年度の市船橋で北嶋秀朗(現J2熊本)、日下亮がともに6得点を挙げて以来16大会ぶり。首都圏開催となった76年度以降では2度目の快挙となった。東洋大に進学予定の仙頭は「来年は全国制覇してほしい」と後輩に望みを託し、2年生の小屋松は「新チームでも国立に戻ってきたい」と口にした。悔しさを糧に、次こそ頂点に上りつめる。

続きを表示

この記事のフォト

2013年1月20日のニュース