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GK川口21年目の公約 「全身全霊」2季ぶりフルタイム出場を

[ 2013年1月18日 14:16 ]

「リーグ優勝」と書いた絵馬を奉納する磐田・川口。右は八田

 J1磐田は17日、浜松市の秋葉神社で必勝祈願を行った。昨年3月に右アキレス腱を断裂したGK川口能活(37)にとって、完全復活を懸けるプロ21年目のシーズン。「新人のつもりでやる。全身全霊を懸けてフル稼働したい」と瞳を輝かせた。

 磐田のゴールマウスは譲らない。厳粛な雰囲気の中、必勝を祈願した川口は2季ぶりのフルタイム出場を“公約”に掲げた。絵馬には「リーグ優勝」と書いて「邪念はない。やってきたことを全て出してタイトルを獲りたい」と意気込んだ。

 昨年3月に右アキレス腱を断裂した。史上3人目のJ1通算100完封と史上8人目のJ1通算400試合出場を達成した直後のアクシデントだった。リーグ戦出場は2試合にとどまったが、リハビリを乗り越えて昨年12月の天皇杯4回戦、鹿島戦で約9カ月ぶりとなる公式戦復帰。「1シーズンを棒に振った悔しさを晴らしたい」と3月2日のJ1開幕戦での先発復帰と101回目の完封を見つめる。

 年明け2日に、今春から「清水桜が丘」に校名変更する母校の清水商の初蹴りに参加。ともに93年度の全国高校選手権優勝を達成した元磐田の日本代表DF田中誠氏(37)らと旧交を温めた。OB戦ではフィールド選手として技ありのスルーパスを披露。「あそこ(清水商)が原点。みんなでボールを蹴って、プレーできる喜びをもらった。早くサッカーをしたい。サッカーに飢えている」と気持ちを高ぶらせた。

 チームは20日、タイで始動。正GK争いはし烈を極めるが、スタジアムを「ヨシカツ」コールでいっぱいにする。

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2013年1月18日のニュース