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浦和 赤い悪魔に“猛毒注意報”クラブ初の緑ユニ披露

[ 2013年1月16日 06:00 ]

浦和レッズ新加入選手会見でフォトセッションに臨む(前列左から)那須、森脇、関口(後列左から)阪野、興梠

 浦和は15日、埼玉スタジアムで新加入選手会見を開いた。新ユニホームも発表され、「猛毒」をイメージしたエメラルドグリーンのアウェー用ユニホームがお披露目された。クラブ史上初となる緑基調の勝負服で、悲願のリーグ優勝、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇を狙う。

 「赤い悪魔」が「緑の毒ガエル」に変身する。浦和が緑基調のユニホームを着用する。緑には「エコロジー」や「目に優しい」などのイメージがあるが、浦和のコンセプトは違う。「猛毒」を意味するエメラルド系の「アトミック・ティール」をあえて採用した。

 ユニホームスポンサーのナイキの担当者は「一見、透き通るようなきれいさで優雅な印象を与えるが、油断して近づいた途端に一瞬にして敵の息の根を止めるほどの強烈な毒を持つ」と過激な言葉でコンセプトを強調。「アウェーのピッチで圧倒的な存在感を際立たせる」と狙いを説明した。

 昨季は15勝10分け9敗で3位に食い込んだものの、アウェーは7勝4分け6敗と苦しんだ。敵地で勝ち星を積み重ねれば優勝も見えてくるだけにアウェー用新ユニホームにインパクトを込めた。

 クラブ関係者は「クラブ創設20周年だった12年はブラック(のユニホーム)を採用したが、今季はそれ以上のインパクトが欲しかった」とし「は虫類や両生類をイメージ。猛毒を持っている生き物は一見きれいな色をしていることが多い」と隠された意図を明かす。

 「毒」をテーマにしたユニホームは世界的にも珍しいが、試着したMF関口が「毒っぽい。皆で着たら強そう」と話すなど選手は好意的だ。

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