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空席だらけの時代知る原委員長 代表に歴史教育を

[ 2013年1月15日 06:00 ]

仙台市内で行われたサッカーカンファレンスで取材に応じる日本協会の原技術委員長

 日本協会の原博実技術委員長は14日、代表選手の歴史教育に意欲を示した。この日まで仙台市内で行われた、指導者を対象としたフットボールカンファレンスに参加。サッカー人気が確立される以前の映像資料に触れ「代表選手にもああいうビデオを見せた方がいいのかな」と話した。

 五輪やW杯に無縁だった自身の現役時代はJリーグの前身である日本リーグでも「スタンドに関係者しかいなかった」と振り返り「多くの人に支えられて日本のサッカーは成長できた」と指摘。「若い選手は分かっていない人もいるので」と説明した。マンチェスターUでは新加入選手に多数の主力が飛行機事故で亡くなった58年の「ミュンヘンの悲劇」のビデオを見せるなど教育を重視。日本代表でも選手個々に責任感や自覚を促す機会となりそうだ。

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2013年1月15日のニュース