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本田は「次元が違った」 2年前“可愛がられた”GKがヒーローに

[ 2013年1月6日 09:01 ]

<星稜・東海大仰星>PK戦、東海大仰星・萬のPKを止める星稜・置田
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全国高校サッカー選手権大会準々決勝 星稜1-1(PK5-4)東海大仰星

(1月5日 フクアリ)
 PK戦の末、東海大仰星(大阪)を下して4強進出を果たした星稜(石川)。CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑を擁して4強入りした04年度の過去最高成績に並んだ。

 PK戦の1人目、素早い反応で左へ跳んで相手のキックを止めたGK置田。チームにとって「本田超え」は悲願だが、置田にとっても大きなテーマだった。1年生だった2年前、オフで帰国中の本田がチーム練習に飛び入り参加。相手チームのGKを務めた置田は、世界トップクラスのシュートに衝撃を受けた。「次元が違った。スピード、コース、パワーが違った」。結局、2時間の練習でシュートは1本も止められなかった。だが「このレベルのシュートを1本でも止められればもっと上のレベルに行ける」と発奮材料にし、一回り大きくなって全国舞台に立った。

 チームは快進撃を続けるも、本田からの連絡はないという。それでも指揮官は「本田超えですね。チーム全員で日本一という目標を掲げているので」と自信満々。偉大な先輩を振り向かせるという新たなモチベーションができた今、星稜の団結力は本物になった。

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2013年1月6日のニュース