×

カズ 横浜FC残留決定的!今月中旬にも2年契約へ

[ 2013年1月4日 06:00 ]

新年恒例のグアム自主トレに出発した横浜FCのカズ

 去就が注目されていた元日本代表FW三浦知良(45)が今季もJ2横浜FCに残留することが3日、決定的となった。新年恒例のグアム自主トレに向けて出発したカズは成田空港で、今季からJFLに昇格するSC相模原から完全移籍での電撃オファーを受けた件について初めて言及。選手としてオファーに感謝しながらも、横浜FCでのプレーを最優先させる意向を明言した。

 限りなく「残留表明」に近いものだった。先月21日、SC相模原から電撃オファーを受けたカズがこの日、初めて自身の去就について言及。「横浜FCを最優先に考えています。SC相模原のオファーも非常に魅力的な内容でしっかりと考えないといけない。でもまずは横浜FCで先発の座を得られるように頑張りたい」と明かした。

 カズはSC相模原のオファーにも「選手としてはありがたい」と感謝した。2年契約での完全移籍でJFLとしては破格の条件も提示された。J2昇格という夢を共有できる環境、何より今回実現できなくても半永久的にオファーを出し続けてくれるという熱烈かつ本気の姿勢に心を揺さぶられた。悩んだ末の決断だった。

 この日、カズは新年恒例のグアム自主トレに出発。「上半身、下半身のバランス良く状態を上げたい」と語った。専属トレーナー、調理師らカズの肉体を熟知するスペシャリストの面々を帯同して10日間、しゃく熱の島で汗を流す。昨季は首、肩などを負傷し出場試合も14に激減。去就に悩む材料となった。今季は激しいレギュラー争いを勝ち抜くためにも自主トレに万全を期す。3~5月にピークを迎えるよう、じっくり調整する方針だ。

 横浜FC側とは契約内容の詳細を詰め、順調なら今月中旬にも2年契約に合意。15日のチーム始動を迎える見通しだ。2月には46歳となるカズが気持ちに区切りを付け、新シーズンをスタートさせた。

続きを表示

2013年1月4日のニュース