去就注目のランパード「なるようになる」　通算192ゴール達成も退団濃厚

＜エバートン１―２チェルシー＞試合後ファンの声援に応える去就が注目されているチェルシーのＭＦランパード

プレミアリーグ第２０節 チェルシー２―１エバートン

（12月30日 リバプール）
　２試合ぶりにスタメン出場となったＭＦランパードが２ゴールでチームを勝利に導いた。

　「試合の入り方を間違えた」と振り返ったように、チームは開始わずか２分で失点。アウェーで先制を許す苦しい展開だったが、前半終盤に右クロスに頭で合わせて追いつく。

　中盤を組んだダビド・ルイスとともにチームをけん引すると、後半２７分に勝ち越し弾を決めた。同ゴールでチェルシーでの通算ゴール数を１９２に伸ばし、クラブ歴代２位の得点記録にあと１と迫った。

　今季で契約が満了するランパードに対しては、ベニテス監督が１１月の就任直後に「（退団すると）思う」と答えたが、この日の試合後は「私の仕事は選手を指導すること」と口を閉ざした。

　ファンから絶大な支持を受ける同選手は「チームとは（契約延長の）話し合いをしていない」と語り、クラブが契約延長をしないとの噂にも「なるようになる」とだけ語った。