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香川「2カ月つらかった」 「凄い緊張感あった」復帰戦

[ 2012年12月31日 06:00 ]

ウェストブロミッジ戦の前半、ドリブルで攻め込むマンチェスターUの香川

プレミアリーグ マンチェスターU2―0ウェストブロミッジ

(12月29日)
 マンチェスター・ユナイテッドの日本代表MF香川真司(23)が29日、ホームのウェストブロミッジ戦で実戦復帰を果たした。10月23日の欧州CLブラガ戦で左膝を負傷。離脱を強いられていたが、67日ぶりの公式戦出場を先発で飾った。前半9分には先制点の起点となるパスを通すなど2―0の勝利に貢献。年内最終戦で復活をアピールし、13年の巻き返しを予感させた。
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 67日ぶりの公式戦のピッチで、香川がいきなり得点に絡んだ。前半9分、左サイドからのMFアシュリー・ヤングのパスをダイレクトでリターン。浮き球のワンツーで決定機を生み出すと、ヤングのシュートは相手DFに当たってネットを揺らした。トップ下に入り、後半21分に途中交代するまでブランクを感じさせない動きを披露。「プレー内容より復帰できたことが良かった。凄い緊張感があった。2カ月間つらかったし、苦しかった」と振り返った。

 ◇香川負傷後の経過

 ▼10月23日 欧州CL1次リーグ・ブラガ戦の前半27分に左膝を負傷。応急処置を施してプレーを続けたが、足を引きずる場面が何度もあり前半のみで途中交代した。

 ▼24日 マンチェスター市内の病院で精密検査を受ける。

 ▼26日 クラブから「香川が左膝の負傷で全治3~4週間と診断された」と発表される。ファーガソン監督は「そこまで悪い状況ではない」と説明した。

 ▼11月3日 当初の見通しから復帰が大幅に遅れることが判明。クラブ 公式サイトで、ファーガソン監督が「あと4週間で復帰できる」との見解を示した。

 ▼12月4日 ランニングを再開する。

 ▼24日 トップチームの全体練習に合流。

 ▼26日 ホーム・ニューカッスル 戦の試合前にピッチで体を動かした。ベンチ入りはしなかったが、ドリブルやダッシュなどを披露。

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