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澤ゴール!なでしこXマスの夜を彩る 震災復興支援サッカー

[ 2012年12月25日 21:57 ]

慈善試合終了後、被災地から招待された子どもたちとタッチを交わす澤

 東日本大震災の復興支援を目的としたサッカーの慈善試合が25日、東京・国立競技場で行われ、発起人となった澤穂希(INAC神戸)ら、ロンドン五輪で銀メダルを獲得した女子日本代表「なでしこジャパン」を中心とした新旧のスター選手がピッチ上で共演し、クリスマスの夜を彩った。

 前半26分に“主役”の澤が先制ゴールを挙げると、約3万人が詰め掛けたスタンドは大きくどよめいた。田中陽子(INAC神戸)らU―20(20歳以下)日本代表勢は勢いのあるプレーで沸かせ、男子の元日本代表のラモス瑠偉氏らも巧みな足技で魅了した。澤は試合後「日本サッカー界の心は、いつまでも東北の人たちに向いています」と会場に呼び掛けた。

 震災で大きな被害を受けた東北3県から招待された約200人の子どもたちも試合を観戦。福島県立安達高校の梢美咲さん(16)は「元気をもらった。これからも復興に向けて頑張らないと。私たちも負けていられません」と話した。試合の入場料収入は、被災地のスポーツ環境の整備などに使われる。

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