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南米カップ戦 前代未聞の優勝決定 警官の暴力と威嚇で試合放棄 

[ 2012年12月14日 06:00 ]

警察が出動、ものものしい雰囲気の中で行われたスダメリカーナ杯決勝

 南米カップ戦のスダメリカーナ杯決勝第2戦が12日にブラジルのサンパウロで行われたが、前代未聞の警官による“暴力事件”で幕を閉じた。

 第1戦は0―0で、この日の前半にホームのサンパウロが2点を入れてリード。だが、後半が始まってもティグレ(アルゼンチン)の選手はピッチに姿を現さず、主審は30分待った後にサンパウロの優勝を宣言した。

 ティグレのゴロスティオ監督は試合を拒否した理由について「ロッカールームに警官がなだれ込み、警棒で選手やスタッフを殴った。さらに2人が拳銃をこちらに向けてきたので、これ以上のプレーは無理だと判断した」と発言。試合会場のモルンビー・スタジアムは14年W杯ブラジル大会の開幕戦候補地となっており、これが事実ならばFIFAは何らかの対応を迫られそうだ。

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