一瞬ヒヤリ…メッシ　担架で退場も左膝打撲の軽傷

ベンフィカ戦で負傷交代したバルセロナのメッシ（左）

欧州ＣＬ１次リーグＧ組 バルセロナ０－０ベンフィカ

（12月5日）
　バルセロナのサポーターと関係者が冷や汗をかいた。既に１位突破が決まっている消化試合でＦＷメッシが後半１３分から出場すると、同４０分に相手ＧＫと接触して左膝を負傷。苦痛に顔をゆがめながら担架で退場した。

　「試合後は落ち着いていた。打撲以上のものではなさそう」とビラノバ監督は息をつき、クラブも検査後に「左膝外側の打撲」と発表。９日の国内リーグ・ベティス戦に関しては「回復次第」としたが、軽傷で済んだ。

　先発の大半を若手や控えで固め、メッシが出場する必要はない試合だったが、この日までにクラブ公式戦とアルゼンチン代表戦で年間８４得点を記録。ゲルト・ミュラー（ドイツ）が７２年に残した８５得点の世界記録更新が懸かっていた。指揮官は「メッシは常にプレーを望む。記録のためにプレーしたわけではない」と説明。いずれにしても離脱は回避され、年内残り４試合での記録達成が期待される。