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フットサル元日本代表逮捕 試合中に選手の首を蹴りけがさせる

[ 2012年12月2日 23:47 ]

 フットサルの試合中に相手チームの選手の首を蹴り、けがをさせたとして、奈良県警橿原署は2日、傷害容疑で元フットサル日本代表、原田健司容疑者(35)を現行犯逮捕した。

 橿原署によると、原田容疑者の暴行行為は、相手選手を転倒させたことで審判からレッドカードを出された直後にあった。同容疑者は「カードを出され腹が立った」と話しているという。

 逮捕容疑は、2日午後6時5分ごろ、奈良県橿原市畝傍町の県立体育館で、転倒した状態の同県平群町の男子大学生(22)の首を1回蹴り上げた疑い。

 大学生の意識がもうろうとしていたため、試合関係者が119番した。病院に搬送された際には意識はあったという。

 橿原署は、搬送前の大学生から被害申告する意思があることを確認した上で、原田容疑者の行為が悪質と判断し、逮捕した。

 原田容疑者は現在、木津川市内でフットサルスクールの代表をしている。同スクールの関係者は取材に「警察から連絡は受けたが、詳細が分からないのでコメントは控えたい」と話した。

 原田容疑者を知る男性(42)は「フットサル界では名前の通った人なので逮捕は衝撃的。競技中の逮捕も通常ではあり得ないことなので、びっくりしている。原田容疑者が競技中に暴力を振るうのは見たことがない。朗らかで面倒見のいい人なので信じられない」と話した。

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2012年12月2日のニュース