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鹿島 ジョルジ監督電撃退任 家族の問題…後任は関塚氏最有力

[ 2012年11月30日 06:00 ]

今季限りの退任が決まった鹿島のジョルジーニョ監督

 鹿島は29日、ジョルジーニョ監督(48)が1年契約を満了する今季限りで退任すると発表した。

 天皇杯終了まで指揮を執る。クラブ側から来季の続投要請を受けたが、教育問題など家族の事情で固辞した。

 電撃退任を受け、クラブは来季監督の人選に着手。後任はロンドン五輪代表監督を務めたOBの関塚隆氏(52)が最有力候補で、00~05年に鹿島を指揮したトニーニョ・セレーゾ氏(57)の名前も挙がっている。

 鹿島は前節24日の名古屋戦に勝利し、J1残留が決定。その結果を受け、ジョルジーニョ監督に続投要請する方針を固め、28日に交渉を開始した。来季構想を話し合う予定で初回のテーブルに着いたが、指揮官から「家族の問題で退任したい」との申し出を受けた。一夜明けた29日に心境に変化がないことを確認し、退任が決定。鈴木満常務取締役強化部長は「青天のへきれき。家族の問題なら引き留める手段がない」と厳しい表情を浮かべた。

 15日の天皇杯4回戦磐田戦をメドに候補を一本化する方針で、監督決定までの間はフロント主導で補強を進める。昨季もオリヴェイラ前監督に続投要請を断られており、2年連続のドタバタ劇。リーグ最終節を残して11位に沈む名門が、再び激動のオフを迎えることになった。

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