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広島 悲願の初優勝!寿人22発で2冠だ!

[ 2012年11月25日 06:00 ]

<広島・C大阪>Jリーグ優勝を果たし、チームスタッフらと喜びを爆発させる広島イレブン

J1第33節 広島4-1C大阪

(11月24日 広島ビ)
 広島が初の年間優勝を果たした。ホームでC大阪に4-1と快勝。2位仙台が新潟に敗れたため最終節を残して優勝が確定した。
【試合結果 J1順位表 得点ランキング】

 チームをけん引するFW佐藤寿人(30)は2―0の前半42分にPKで今季22得点目を決めて勝利を決定付けた。加入8年目でクラブに悲願の初タイトルをもたらしたストライカーは、得点王も目前。森保一監督(44)は就任1年目で頂点に立った。

 降りだした雨も気にならない。試合終了のホイッスルが鳴り、少し間を置いて仙台の敗戦を知ったベンチ外の選手たちがピッチになだれ込んできた。歓喜の輪ができる中、佐藤は頭からピッチにうずくまったまま立ち上がれない。

 「うれしさを通り越して、これまでのつらかった思い出がよみがえってきた。広島に来て良かった」。クラブ史上初となるリーグ年間制覇。万感の思いが胸にあふれ、それはすぐに涙へと変わった。

 試合開始からエンジン全開だった。広島は立ち上がりからC大阪を圧倒。前半17分、同20分と得点を重ねリードを広げる。そして迎えた同42分。清水が倒されて得たPKを佐藤が左足でゴール右上に突き刺した。

 この日は長男・玲央人(れおと)くんの9歳の誕生日で「ゴールを決められるように頑張るよ」と試合前に約束していた。負けたときには「何で負けたん」としっ咤してくる息子に、この日は宣言通りの今季22得点目で父の威厳を見せつけた。

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