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INAC無敗締め!高瀬 初得点女王で仲間に“感謝”

[ 2012年11月12日 06:00 ]

<INAC神戸―日テレ>自身初の得点王に輝いたINAC神戸の高瀬(手前)

なでしこL最終戦 INAC神戸4―0日テレ

(11月11日 長居)
 各地で5試合が行われ、優勝を決めているINAC神戸のFW高瀬愛実(22)が初の得点王となった。最終戦はノーゴールに終わったが20得点でタイトルを奪取。チームもリーグ杯決勝で敗れた日テレ相手に4―0と快勝。リーグ37戦無敗で締めくくった。
【なでしこL順位表】

 仲間に支えられた高瀬がビッグタイトルを手にした。得点ランクで1差に迫る永里擁する日テレとの最終戦。再三チャンスをもらいながら2本のシュートは枠を外した。プレッシャーから動きは硬かったが、守備陣がライバルを封じ得点女王を後押ししてくれた。

 「いいパスをくれたのに決められなかった。でも守備陣が“絶対ゼロで抑える”って言ってくれた。いっぱい頭を下げましたよ」。謙虚な高瀬らしく仲間に感謝した。

 1年目で16得点を挙げたが、3年目の昨季は2得点。W杯優勝の陰で何度も悔し涙を流した。五輪も控えた今季はゴールを決めないと試合に出られないという危機感を持って挑んだ。その結果が最高の形で花開いた。

 前日10日に22歳になった。「ひそかに通算22得点と思っていたんだけど」。淡い夢はかなわなかったが、将来のなでしこジャパンのエースが飛躍のきっかけをつかんだ。

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2012年11月12日のニュース