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「外れるのはカズ」から14年…今度は落選2人のために戦う

[ 2012年11月1日 11:13 ]

笑顔でブラジル戦への抱負を語る三浦

フットサルW杯1次リーグC組 日本―ブラジル

(11月1日 タイ・ナコーンラーチャシーマー)
 フットサルW杯タイ大会は1日、タイ各地で開幕。1次リーグC組の日本は同日の初戦で前回王者ブラジルと激突する。フットサルW杯史上最年長出場となる三浦知良(45=J2横浜FC)はアラ(サイドハーフ)でのデビューが確実だ。

 日本を出発した10月28日。開幕直前で14人のW杯メンバーから漏れた滝田、仁部屋が成田空港まで見送りに来ていた。その瞬間、14年前の自分が重なった。98年W杯フランス大会直前、当時の岡田武史監督が「外れるのはカズ、三浦カズ」と落選を発表。傷心帰国の途に就いた。「言葉はいらない。プレーの態度で示す。それが2人へのリスペクトになる」。カズはタイの空に誓った。

 8月下旬、日本協会からフットサルW杯出場のオファーを受けた。もっとも危惧したのが自身の参加でフットサルに懸けてきた選手が代表から漏れること。だからこそW杯では「カズダンスは踊らない」と宣言。勝つことに集中する。「雰囲気を高めるのも自分の仕事だ。ブラジルの個の強さに勝つために14人、いやスタッフ全員の力を一つにしたい」と言った。

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