×

カズ“代表デビュー”に「じんときた」 日本、ブラジルとドロー

[ 2012年10月24日 21:10 ]

試合終了後、観客に手を振る三浦

 サッカーの元日本代表の人気選手でフットサルのワールドカップ(W杯)日本代表に選出された三浦知良(45=横浜FC)が24日、東京・国立代々木競技場で行われたブラジルとの国際親善試合で“代表デビュー”を果たした。試合は3―3で引き分けた。

 「カズ効果」で会場は8236人の大観衆で埋まった。競技は違うが、12年ぶりに背番号「11」の日本代表ユニホームを着た一戦。三浦は「君が代を聞いてじんときた。幸せな時間だった」と振り返った。

 ベンチスタートから、観衆の「三浦カズ」コールを受けて前半5分に初登場すると、年齢を感じさせない全力プレーを披露。前半には日本の2点目に絡み、後半には相手の強烈なシュートを頭で止めるなど、攻守に活躍した。「いつ出るか分からないので難しかったが、監督がうまい使い方をしてくれた。外から見るのも経験」と満足感を漂わせた。

 1993年のサッカーW杯米国大会アジア最終予選で日本が敗退した「ドーハの悲劇」当時のユニホームで観戦した神奈川県厚木市の会社員、西尾光さん(27)は「この盛り上がりもカズさんだからこそ。特別な選手だし、頑張ってほしい」と話した。

 ▼木暮の話 自分の代表戦の中でも、特別な試合になった。ブラジルとの引き分けは、ポジティブな要素しかない。チームはいい方向に向かっている。不安はない。

 ▼小曽戸の話 (同点ゴールは)口では言い表せないぐらい最高。W杯本番のブラジル戦でも決めたい。できなかった部分もあるが、守備も最後までついていけた。

 ▼大仁邦弥・日本サッカー協会会長の話 お客さんも入り、試合もよかった。日本も強くなった。(三浦は)フットサルの流れをきっちりつかんで、さすがだなと思った。戦力としても全く問題なかった。

続きを表示

この記事のフォト

2012年10月24日のニュース