永井　欧州移籍へハードルも…名古屋「安売りするつもりない」

スペイン２部リーグのＣＥサバデルが獲得オファーの準備している、ロンドン五輪日本代表のＦＷ永井謙佑

　スペイン２部リーグのＣＥサバデルが名古屋のＦＷ永井謙佑（２３）の獲得に動いていることが２２日、分かった。サバデル関係者によると、永井を迎え入れるため、すでに外国人枠を一つ空け、身分照会も完了。近日中の正式オファーの準備も進めているという。

　永井の契約は１３年シーズンまで残っており、違約金は１００万ユーロ（約１億４００万円）に設定。今夏にはオーストリア１部のザルツブルクもリストアップしたが、移籍は実現しなかった。

　名古屋関係者は身分照会はあったことを認め、永井の欧州移籍の希望も考慮する姿勢を示しているが「（永井を）安売りするつもりはない」と断言。移籍実現へのハードルは決して低くないが、今後の交渉に注目が集まる。