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最速降格の札幌 誤算の始まりは昨オフ…「DF5人に断られた」

<川崎F・札幌>札幌サポーターがチームのために寄せ書きした垂れ幕。しかしチームはこの日にJ最速降格が決定

 石崎信弘監督(54)率いる札幌は9月29日の川崎F戦に0―1で敗れ、J最速降格が決まった。4季ぶりJ1復帰を果たした今季は開幕戦で引き分けたものの、その後は7連敗。立て直すことができないまま黒星を積み重ね、J史上初となる9月中の降格が決定した。歴史的敗戦を喫した要因とは何だったのか。

 川崎F戦を終え、石崎監督は無念そうに振り返った。「後ろが安定しないといいサッカーはできない」。降格が迫っていた一戦は耐えに耐えた。だが後半35分、無情にもネットが揺れた。今季ここまで27試合で70失点。1試合平均は2・59で歴代ワーストだった98年神戸に肉薄している。昨季J2で2位(34失点)の堅守はあっさり崩壊した。

 全てが未知の世界だった。5月6日の横浜戦に敗れ、10試合で1勝1分け8敗。同戦後、ベテランDF岡山がこう証言した。「J2とJ1は体感速度が違う。これは教わることのできない経験の部分」。昨オフ、クラブはJ1経験のあるDFの獲得を目指した。しかし「5人に断られて、後手後手となった」。これが誤算の始まりだ。結局、J1経験のあるDFは、岡山とサイドバックのMF高木純の2人。DF岩沼は「J2とJ1は違った。J1は何度でも立て直して隙を狙ってくる」と明かす。J1で被シュートが400本台なのは札幌だけ。これでは守り切れるはずもない。

 セットプレーも誤算だった。昨季は6失点でCKからは1失点と抑えたが、今季はここまで20失点。CKからは半分以上の11を数える。セットプレー担当の赤池GKコーチは「マークを少しでも離せばやられる。近すぎてもブロックされて、高さでやられる」。08年はゾーンだったが、現体制では役割を明確にするためマンツーマンを採用してきた。そのため個に比重がかかる。ここでも経験、駆け引きで大きな差が出た形だ。

 J2にはなかった2次、3次と襲ってくる攻撃。集中力が切れて突破を許すか、逃れてもセットプレーでやられる。どうすることもできない負のパターンが確立してしまった。

[ 2012年10月3日 07:30 ]

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