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揺れ動く佐々木監督 古巣からラブコールも「女子サッカー普及のためには…」

[ 2012年9月12日 07:12 ]

続投を打診されたなでしこジャパンの佐々木監督

 日本サッカー協会がなでしこジャパンの佐々木則夫監督(54)に3年間の契約延長を打診していることが11日、分かった。

 佐々木監督の心は揺れ動いている。五輪前は「集大成」と位置づけたロンドンを最後に勇退する考えを口にしていた。

 だが、英国から帰国後は「常に(監督を)やりたい気持ちはある」などと続投に前向きな発言も。さらに、親しい関係者には「次のW杯から出場国が(16カ国から)24カ国に増える。自分が監督でなくてもアジア予選は勝ち抜けるだろう」との見通しを示す一方で「女子サッカーの普及や発展のために自分がやった方がいいのでは」とも話していたという。

 以前から周囲には「男子の監督でチャレンジしたい」と漏らしており、代表監督続投とは別に古巣の大宮で、将来的に男子チームの指導者になる選択肢も用意されている。大宮の鈴木茂社長は「2度会って“戻ってきてほしい”と伝えている。役職などは具体的に話していない」とした上で「協会との交渉の結論待ち」と現状を説明した。

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2012年9月12日のニュース