ザック監督　イラク戦“穴”を伝授　超緻密ミーティング

練習を見守る日本代表のザッケローニ監督

Ｗ杯アジア最終予選グループＢ 日本―イラク

（9月11日 埼玉）
　打倒イラクで埼玉スタジアムの連勝記録を更新だ！ザッケローニ監督は９日、各選手にイラクの“穴”を伝授した。関係者によれば練習前のミーティング内容は従来にないほど緻密だったという。先発候補はもちろん、途中出場が予想されるメンバーまで、完全にベールに包まれていた７～８人の選手の特徴が丸裸にされていたという。

　弱点はズバリ、守備ラインだ。ミーティングではイラクのＷ杯予選のＶＴＲが参考資料となった。攻撃の起点となる遠藤は「前の選手に比べて弱い」と断言。攻撃陣も「守備はボールウオッチャーになるので裏は狙える」と岡崎。前田も「クロスの対応に難がある」と指摘した。どの顔にも既に得点のイメージがあふれていた。

　イラクはメンバーを大幅入れ替えの様相だが、日本代表も情報戦には自信を見せている。既に入場券も完売。６万大観衆の後押しを受け、無敗対決にケリをつける。