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イラク戦OK!長友 調整試合フル出場で復調アピール

[ 2012年9月8日 06:00 ]

JAPANサッカーカレッジとの練習試合で、ザッケローニ監督の前で、長友が左サイドでボールをキープする

W杯アジア最終予選グループB 日本―イラク

(9月11日 埼玉)
 日本代表は7日、新潟市内でJAPANサッカーカレッジ(地域リーグ)と40分1本の調整試合を行い1―1で引き分けた。右足首痛のため6日のUAE戦を欠場したDF長友佑都(25=インテル・ミラノ)がフル出場し、抜群のスプリント力を発揮するなど復調をアピールした。11日のイラク戦に向け、頼もしい男が帰ってきた。日本代表は同日午後に埼玉県内に移動した。

 たまったうっぷんは一気に吐き出した。長友がトップスピードで左サイドを駆け上がる。風のようにDFラインの裏に抜け出すと痛めていた右足を軸足にしてゴール前の前田に高速クロスを送る。患部への不安はおくびにも出さない。「全然、問題ないっす。休んだのは2、3日なので(試合勘も)大丈夫」と笑った。得点には絡まなかったが、完調を印象づけた。

 間違いなく、打倒イラクの急先ぽうになる。前日のUAE戦は1―0の辛勝。ピッチ外から見ていた長友は「(本田)圭佑や(香川)真司がボールを持ったとき、動きだす選手がいないと。運動量や連動が少なかった。そこが僕らの生命線なんで」と分析した。本田、香川を経由してつくり出す連動と自身の動きだしのイメージが膨らんだ。

 イラク代表のジーコ監督の兄で同代表コーチを務めるエドゥー氏がUAE戦を偵察。敵将も日本のサイドバックを警戒しているという。それでも「(警戒されて)ありがたいというか光栄。期待に応えるプレーを見せたい。僕らのサッカーをすれば、相手の監督がジーコ監督だろうが、絶対に勝てる」と長友は力強い。2日のローマ戦で痛めた右足首痛も完全に癒え口調も滑らかだった。

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